ダイエット内服薬
商品一覧
効果効能
SGLT2阻害薬は、以下のような作用を示します。
これらの作用により、HbA1cや血糖コントロールの改善に加え、体重減少効果も期待されています。
腎臓での糖の再吸収を抑制する
余分な糖を体に戻さず排出できるため、血糖値の上昇を抑えつつ、糖がカロリーとして体内に蓄積されるのを防ぐことができます。
余分な糖を尿として排出する
血液中の糖がそのまま尿と一緒に体外に出され、1日あたり約70g(ごはん一膳分に相当するカロリー)もの糖が排泄されると報告されています(Hu et al., 2022)。
エネルギー収支を減らし体重を下げる
排出された糖に含まれるエネルギーは1日あたり約280kcalにのぼり、自然に体重減少をサポートします。
※なお、日本国内においては、・フォシーガ:2型糖尿病、1型糖尿病、慢性心不全、慢性腎臓病/・スーグラ:糖尿病 /・ジャディアンス:2型糖尿病、慢性心不全、慢性腎臓病/・カナグル:2型糖尿病、2型糖尿病を合併する慢性腎臓病の治療薬としてのみ承認されています。
医学的根拠
SGLT2阻害薬を対象とした複数の大規模臨床試験や国際共同研究では、
・HbA1c(血糖値の指標)が平均で0.4~0.6%低下
・体重が平均で2~3kg減少
という結果が報告されています(Kaku et al., 2014; Inoue et al., 2019; Carbone & Dixon, 2019)。
これらの結果は、SGLT2阻害薬が「血糖を下げながら無理なく体重を減らす」という作用を持つことを示しています。
出典:
・Kaku, K., Kiyosue, A., Inoue, S., Ueda, N., Tokudome, T., Yang, J., & Langkilde, A. M. (2014). Efficacy and safety of dapagliflozin monotherapy in Japanese patients with type 2 diabetes inadequately controlled by diet and exercise. Diabetes, obesity & metabolism, 16(11), 1102–1110. https://doi.org/10.1111/dom.12325
・Inoue, H., Morino, K., Ugi, S., et al. (2019). Ipragliflozin, a sodium-glucose cotransporter 2 inhibitor, reduces bodyweight and fat mass, but not muscle mass, in Japanese type 2 diabetes patients treated with insulin. Journal of diabetes investigation, 10(4), 1012–1021. https://doi.org/10.1111/jdi.12985
・Carbone, S., Dixon, D.L. (2019). The CANVAS Program: implications of canagliflozin on reducing cardiovascular risk in patients with type 2 diabetes mellitus. Cardiovasc Diabetol, 18(64). https://doi.org/10.1186/s12933-019-0869-2
服用方法
- 容量・フォシーガ:5mgから経口投与し、効果が不十分な場合は、経過を十分に観察しながら10mgに増量
・スーグラ:50mgから経口投与し、効果が不十分な場合は、経過を十分に観察しながら100mgに増量
・カナグル:100mg
・ジャディアンス:10mgから経口投与し、効果が不十分な場合は、経過を十分に観察しながら程度を確認したうえ1回100mgへ増量)
・アカルボース:100mg×3回を経口投与(ただし、1回50mgより投与を開始し、副作用の程度を確認したうえ1回100mgへ増量) - 頻度・フォシーガ:1日1回
・スーグラ:1日1回
・カナグル:1日1回
・ジャディアンス:1日1回
・アカルボース:1日3回 - 服用方法・コップ約半分の水(約120mL以下)とともに下記タイミングで服用ください。 フォシーガ:服用タイミングの指定はなく1錠
・スーグラ:朝食前または朝食後に1錠
・カナグル:朝食前または朝食後に1錠
・ジャディアンス:朝食前または朝食後に1錠
・アカルボース:食直前に1錠
副作用
フォシーガ
性器感染や尿路感染などの感染症
便秘、口渇などの消化器症状
体液量減少、頻尿、尿量増加、陰部そう痒症
まれに低血糖、腎盂腎炎、脱水、ケトアシドーシスなどの重篤な副作用の報告あり
低血糖:強い空腹感、冷や汗、手の震え、めまいなど
腎盂腎炎:発熱、倦怠感、吐き気・嘔吐、背部痛・腰痛など
スーグラ
便秘、下痢などの胃腸障害
口渇、体重減少などの全身障害
膀胱炎などの感染症
頻尿、多尿などの腎機能障害
陰部そう痒症、臨床検査における血中ケトン体増加など
低血糖:強い空腹感、冷や汗、手の震え、めまいなど
腎盂腎炎:発熱、倦怠感、吐き気・嘔吐、背部痛・腰痛など
脱水:口渇(のどの渇き)、皮膚や粘膜の乾燥、倦怠感など
ケトアシドーシス:口渇(のどの渇き)、倦怠感、吐き気・嘔吐、腹痛、深く大きな呼吸など
アナフィラキシー:全身のじんましん、呼吸困難、顔や喉の腫れなど
カナグル
尿路感染、膀胱炎などの感染症
無症候性低血糖、高カリウム血症などの代謝および栄養障害
便秘、腹部膨満感などの胃腸障害
頻尿、排尿困難などの腎機能障害
低血糖:強い空腹感、冷や汗、手の震え、めまいなど
脱水:口渇(のどの渇き)、皮膚や粘膜の乾燥、倦怠感など
ケトアシドーシス:口渇(のどの渇き)、倦怠感、吐き気・嘔吐、腹痛、深く大きな呼吸など
腎盂腎炎:発熱、倦怠感、吐き気・嘔吐、背部痛・腰痛など
ジャディアンス
尿路感染、膀胱炎などの感染症
亀頭包皮炎や陰部そう痒症などの殖系障害
便秘などの胃腸障害
高脂血症、めまい、そう痒症、頻尿、口渇
低血糖:強い空腹感、冷や汗、手の震え、めまいなど
脱水:口渇(のどの渇き)、皮膚や粘膜の乾燥、倦怠感など
ケトアシドーシス:口渇(のどの渇き)、倦怠感、吐き気・嘔吐、腹痛、深く大きな呼吸など
腎盂腎炎:発熱、倦怠感、吐き気・嘔吐、背部痛・腰痛など
アカルボース
発疹やそう痒といった過敏症
頭痛や頭重感などの精神神経系症状
AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇などの肝機能障害
白血球減少、血小板減少などの血液障害
腹部圧迫感
低血糖:強い空腹感、冷や汗、手の震え、めまいなど
肝機能障害:倦怠感、皮膚や白目が黄色くなっている(黄疸)、腹痛(特に右上腹部)尿が濃い色になるなど
意識障害を伴う高アンモニア血症:倦怠感、食欲不振、吐き気、注意力や集中力の低下など
上記の症状が見られた場合は、すぐに使用を中止して医療機関を受診してください。
- ※1 本剤の成分に対してアレルギーのある方は、必ず事前に医師にご相談ください。
- ※2 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、1型糖尿病と診断された方は、必ず医師にご相談ください。インスリン製剤による速やかな治療が必須となるので、本剤の投与は禁忌とされています。
- ※3 手術の予定がある場合や、重篤な感染症にかかった場合は、必ず医師にご相談ください。インスリン製剤による血糖管理が望まれるため、本剤の投与は禁忌とされています。
- ※4 妊娠中や授乳中の方は、必ず事前に医師にご相談ください。本剤は妊婦又は妊娠している可能性のある女性への使用は原則避けることが推奨されています。また、治療上の有益性および母乳栄養の有益性を考慮しながら、授乳の継続または中止を検討することが推奨されています。
- ※5 他に服用中の薬剤がある場合は、必ず医師にご相談ください。薬の種類によっては低血糖などが起こる可能性があります。
- ※6 本剤にはその他にも、使用に注意が必要な場合があります。ご使用前には必ず医師の診察と説明を受けてください。
取り扱い医薬品について
| 未承認医薬品等 | フォシーガ 本剤は、日本国内において2型糖尿病、1型糖尿病、慢性心不全、慢性腎臓病の治療薬としては厚生労働省により承認されていますが、肥満症や減量を目的とした効能・効果については未承認です。 ジャディアンス 本剤は、日本国内において2型糖尿病、慢性心不全、慢性腎臓病の治療薬としては厚生労働省により承認されていますが、肥満症や減量を目的とした効能・効果については未承認です。 スーグラ 本剤は、日本国内において2型糖尿病、1型糖尿病の治療薬としては厚生労働省により承認されていますが、肥満症や減量を目的とした効能・効果については未承認です。 アカルボース 本剤は、日本国内において糖尿病の治療薬としては厚生労働省により承認されていますが、肥満症や減量を目的とした効能・効果については未承認です。 カナグル 本剤は、日本国内において2型糖尿病、2型糖尿病を合併する慢性腎臓病の治療薬としては厚生労働省により承認されていますが、肥満症や減量を目的とした効能・効果については未承認です。 |
|---|---|
| 入手経路 | 当クリニックが提携する医療機関では、国内の医薬品販売代理店を通じて各製品を購入しています。 |
| 国内の同一成分・性能の医薬品の有無 | 肥満症の治療や減量を目的とした、同一成分・性能を有する国内承認医薬品は存在しません。 |
| 諸外国における安全性情報 | フォシーガ 米国FDAにおいて、2型糖尿病、慢性心不全、慢性腎臓病の治療薬として承認されています。また、欧州EMAにおいては、メトホルミンなどとの配合剤(例:Ebymectなど)として、2型糖尿病治療薬としての使用が承認されています。 ジャディアンス 米国FDAにおいて、2型糖尿病の治療薬として、食事療法や運動療法と併用する形で承認されています。また、欧州EMAにおいても、2型糖尿病、慢性心不全、ならびに慢性腎臓病の治療薬として承認されています。2型糖尿病に対しては、メトホルミンを使用できない場合などに使用されています。 スーグラ 米国FDAおよび欧州EMAによる承認情報は確認されていません。 アカルボース 米国FDAのラベル情報は現在公開されていませんが、欧州EMAにおいて承認されており、定期的な安全性更新報告書(PSUSA)が実施されています。 カナグル 米国FDAにおいて、2型糖尿病に対する血糖コントロール改善の補助薬として承認されています。なお、1型糖尿病や糖尿病性ケトアシドーシスには使用すべきでないとされています。また欧州EMAにおいても、2型糖尿病に対して、メトホルミンが使用できない場合の単独療法や、他の糖尿病治療薬との併用療法としての使用が承認されています。 |
| 公的救済制度の適用 | 本剤は、日本国内において承認された医薬品ですが、承認された適応・用法・用量を逸脱した使用や、美容目的での自由診療としての使用においては、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。 |
